こんにちは!くじらパパです。
皆さん、病院を探そうとした時に、心療内科か精神科で悩んだことはありませんか?
ぱっと聞いただけでは、その違いがよく分からないと思います。
ネットの情報を見ると、どっちの科も掲げていたり、精神科と書かれていて予約するのが不安になることもあると思います。
そこで今回は、心療内科と精神科の違いについて分かりやすく解説してみたいと思います。
この記事は次のような人におすすめ!
- 心療内科と精神科の違いを知りたい
- 両方書いてあるけれど、それってどういこと?
- 自分はどっちに相談したらいいのか知りたい
見分け方
病院を探す時に、ネットの情報などをよく見ると思います。
その病院の情報に、「心療内科・精神科」とどちらも乗っていることはありませんか?
または、「メンタルクリニック」等と書かれていてどっちの科かよく分からないこともあります。
実は、そこで見ている先生がどちらが得意なのかは違います。
それを見分ける簡単な方法があります。
見分けるポイント!
それは、先生の紹介などに書いてある”資格”を見ることです。
心療内科が専門の先生のプロフィ―ルには、「心療内科専門医」「○○内科専門医」と書かれていることが多く
精神科が専門の先生のプロフィールには、「精神科専門医」「精神保健指定医」と書かれています。
プロフィールに無くても、他のページなどにどちらか書いてあることがほとんどです。
ただし実際の数で言うと、精神科を専門としている病院が圧倒的に多く、心療内科を専門にしている病院はあまり多くありません。
理由は、心療内科を専門にしている先生の数が少ないからです。
では、なぜ精神科は心療内科と一緒に書くこと多いのでしょうか?
それは、「精神科」と聞いた時のイメージです。みなさんも、「精神科」と聞くと何となく不安になりますよね、、、
なので、精神科では患者さんが来やすいように心療内科も載せていることが多いのです。
心療内科と精神科の治療は似ていることが多く、心療内科でなければできないことはあまり多くありません。一般的なメンタルに関わる病気を治療したい時には、精神科に来てもらって問題はありませんが、そのイメージのため心療内科も載せていることが多いのです。
心療内科と精神科の違い
では、心療内科と精神科の違いは何でしょうか?
どちらもメンタルに関係する病気を扱うことは共通していますが、片方が得意なことがあるので説明します。
どちらでも相談できること
ストレスに関係するこころの病気は、どちらでも相談ができます。
例えば
- うつ病
- 不眠症
- 不安障害
- 適応障害
- 心身症など
しかもどちらを受診しても、同じように標準的な治療は受けられるので安心してください。
心療内科が得意なこと
ストレスの関係する病気の中でも、特に体の症状がでるものが得意です
例えば
- 自律神経失調症
- 月経前症候群
- 更年期障害
- ストレスによる吐き気やめまいなど
- 疼痛性障害
- 高血圧、肥満などの生活習慣病
精神科が得意なこと
メンタル的な症状が出る病気の中で、特に脳が原因で起こるものが得意です
例えば
- 双極性障害
- 認知症
- 発達障害
- 統合失調症
- パニック障害
- 強迫性障害
- PTSD
ですが、初めて病院を受診する時は、自分の診断が分からないことがほとんどです。どちらかで悩んでいる時は、自分の困りごとが、「体のこと」「メンタルのこと」のどちらに近いのかで決めるといいと思います。
どちらの科がいいかよりも大事なことは、受診した先生と信頼関係が築けるのか、不安なことを相談しやすいのかも重要なので、まずは行ってみて相談することをお勧めします。
まとめ
今回は、心療内科と精神科の違いについて解説してみました。
ポイントは!
- 見分け方は、先生の持っている”資格”
- 精神科の方が数は圧倒的に多い
- ストレスに関係する病気はどちらの科でも相談できる
最初に病院を受診する時には、どちらも違いがよく分からず混乱すると思いますが、これらの情報を参考に自分に合った病院を探してみて下さい。