【夜に突然泣き叫ぶ】子供の夜驚症の特徴・対応

子育ての悩み

こんにちは!くじらパパです。

子供が夜中に突然目を覚まし、立ち上がって泣き叫んだりして、不安になったことがある人はいませんか?

正体が分からず、放っておいていいのか、病院に相談した方がいいのか悩むこともあるかと思います。

そこで、今回はこの行動が何なのか詳しく解説してみようと思います。
今回の記事は、以下の人たちにお勧め。

くじらパパ
くじらパパ
  • 子供が突然夜中に泣き叫ぶ
  • どう対応したらいいのか分からない
  • 相談するならどこにするのか?

夜驚症

まず、子供に起きていることが以下のことに当てはまっているかどうか、チェックしてみてください。

①年齢

  • 3歳〜10歳くらい。
  • 就学前後の年齢が最も多い。

②時間

  • 眠りについてから、最初の1~2時間くらいで起こる。
  • 数分経つと、また眠り始める。

③症状

  • 突然起き上がって、泣き叫ぶ。
  • 家の中をウロウロする。
  • 声をかけても、返事が曖昧。
  • 次の日に夜の事を聞いても覚えていない。

こんな事が突然起きたら、めちゃくちゃびっくりしますよね!

これらの特徴にあてはまる場合には、【夜驚症(やきょうしょう)】の可能性が高いです。
ただ動き回る場合には【夢中遊行症(むちゅうゆうこうしょう)】と言います。

子どもの時に約15%が、少なくとも1回は経験すると言われています。

対応

夜驚症とは、半分目が覚めて、半分寝ている状態だと考えてください。

特に、体が起きて脳が寝ている時をノンレム睡眠と言いますが、夜驚症はこのノンレムの時に起こることが知られています。

病気と言うよりも、脳の一時的なエラーだと捉えるといいでしょう

親の心配としては

子供の親
子供の親
  • よっぽど怖い夢を見たのかな?
  • 昼間にストレスがあったのかな?
  • 何か病気じゃないのかしら?

など、不安になることもあるかと思います。ですが、夢ははっきり覚えてないことも多いですし、原因もはっきりしないことの方が普通です。

対応としては

①動き回った時にけがをしないよう、静かに見守ってあげること。
②抑えつけたり、問い詰めたりしないであげること。

そうすれば、年齢が上がって行くと自然と無くなっていくことがほとんどです。

心配になったら

回数が多かったり、家族が対応するのに苦しんでいる場合には病院に相談しましょう。

また、最初に上げた特徴以外のことがあてはまる時にも病院を受診した方がいい場合もあります。なぜなら、他の病気が隠れている可能性があるからです。

例えば、
・夜中に何度も目を覚ます
・数秒ほどの短い発作
・けいれんの様な動きがある
などです。

主に診てくれるのが、小児科、児童精神科、心療内科、睡眠外来です。
症状が起きた時の様子を、スマホなどで記録していくと良いでしょう。

受診すると子供の睡眠状況や心理状態などを評価して、必要であれば薬物療法が始まる場合があります。ただお薬は、夜驚症であればだんだんと減量して中止していくことがほとんどです。

まとめ

今回は、夜驚症について解説してみました!

ポイントは!

・夜驚症とは、半分目が覚めて、半分寝ている状態で脳の一時的なエラー

年齢が上がって行くと自然と無くなっていくことがほとんど

・回数が多かったり、家族が対応するのに苦しんでいる場合には病院に相談を

過度に不安になり過ぎず、適切な対応を心がけてみてください。

参考:睡眠時随伴症 | 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所睡眠・覚醒障害研究部 (ncnp.go.jp)