【見た目には分からない】うつ病の辛すぎる世界

うつ病

こんにちは。くじらパパです!

今回は、うつ病になっている人がどんな事を感じたり、思っているのか、実際の声などを参考に記事を作ってみました。

うつ病の症状というのはとても独特です。しかも、周りの人からはそれが分かりにくい病気でもあります。家族や知り合いにうつ病の人がいる場合、その人がどんな風に感じているのかの参考にしてみください。

今回の記事は以下の人たちにお勧め。

くじらパパ
くじらパパ
  • うつ病の人ってどんなことを感じているの?
  • 元気なように見えるけど、ほんとにうつなの?
  • どの様に接してあげたらいいの?

憂うつ(ゆううつ)

うつ病というのは、見た目以上にとてもつらい病気です。
しかも、そのつらさは当事者でなければ分からないことがあります。

「うつ病」と聞いて、最も想像しやすい気持ちといえば「憂うつ」があると思います。

普段、私たちが暮らしていても「憂うつ」なことはよく起こります。

例えば
・ミスをして上司から怒られた
・テストでいい点が取れなかった
・遅刻して周りから白い目で見られた、など

この時、どのくらい憂うつに感じるかは人それぞれありますが、うつ病になっている人の憂うつ感はレベルが違います

周りから見ると、「そんなことでクヨクヨするなよ、、」と言いたくなる様な事でも、当事者からしてみれば、ボクシングの最終ラウンドでボディーブローを撃ち込まれるくらいの辛さがあります。

なぜなら、うつ病は一回の出来事でうつになるのではなく、そに至るまでに様々なプレッシャーや人間関係での不安など抱えていて、すでにめちゃくちゃ追い詰めている状況が多いからです。

しかも、眠れない、食欲がない、疲れているなどの体の調子の良くなさもあるので受けるダメージは甚大です。さらに、そのダメージが時間が経っても全然引いてくれません。

時間が経っても気持ちが晴れないので、何もなくても一日中つらい気持ちになってしまいます。

ですので、見た目以上にめちゃくちゃしんどいんだと思ってあげて、まず間違いありません。

無理に頑張ろうとする

うつ病の人が、一見すると元気そうにしていることがあります。それにはいくつかのパターンがあります。

周りを心配させたくないので気丈にしている
浮き沈みがある
などがよくあるパターンです。

詳しく見ていきましょう!


パターン①

周りを心配させたくないので気丈にしている

うつ病になりやす人は、我慢強く、周りの役に立ちたいと思っている人が沢山います。ですが、うつ病になると生物的に頑張れるキャパを超えてしまい、どんなに頑張ろうとしても頑張れない状態がやってきてしまいます。

そんな状況であっても、うつ病の人は

うつ病の人
うつ病の人
  • こんなことで病気になるなんてダメな人間だ、、
  • 人に迷惑をかけてしまう
  • 周りからどんな目で見られるか不安

といった気持ちが働きやすく、無理に頑張ってしまいます。

頑張れるんならまだやれるんじゃないの?と思われることもありますが、うつ病の人が頑張っている時は、ろうそくの最後の火で頑張っているようなものです。最終的にはそのわずかな灯さえも消えてなくってしまいます。うつ病の人が動けない時は本当にどん底まで落ちてしまっています。

なので、表面上は元気そうでも本当はいっぱいいっぱいの事があるのです。

そんな人を、決して怠けているなんて思わないであげてください!


パターン②

浮き沈みがある

うつ病には、気分の浮き沈みが起こることがあります。
数日~数週間の大きな波や、朝~夕での小さな波もあります。

不思議なことに浮いている時は、ほかの人より元気に見えることさえあります。
この時に、うつが治っていいると勘違いして負荷がかかると、よけいに悪くなっていきます。

この波は、うつ病によく起こる”せかけの元気”であることが多いです。
実際には、体は動いてはいるんだけど、頭は働いていないのでミスを連発したり、過度に怒りっぽかったりしてそわそわしている状態です。

実は、このそわそわ感も非常に不快です。人によってはじっとしていることもできなくなってしまい、身の置き所がない様な感覚に襲われます。

そんなことが続いていると、また深い気分の落ち込みが来て動けなくなるを繰り返します

浮き沈みがある時は活動の基準を、波の頂上に合わせるのではなく、波の底に合わせるのが基本です。

体の不調

うつ病の人には、様々な体の不調が現れます。

代表的なのが、”倦怠感”です

ひどい風邪を引いた時の様な、だるくて動けない何とも言えない症状が出ます。ですが、病院で検査してもらっても数値の異常が出ないのがほとんどです。ですが、当事者からしてみるとものすごくつらい症状になります。

他には、”睡眠障害”があります

寝ようと思っても眠れなかったり、熟睡できない、朝早くに目が覚める、逆に眠くて眠くて仕方ないなど様々な出方をします。起きてもぼーっとして頭が働きにくくなります。頭もうまく回りません。

さらに、”食欲低下”もあります

ご飯を食べると、砂の味しかしなかったり、無理やり押し込んで食べている人もいます。逆に不安を紛らわすために過食に走る人もいます。

まだまだあります。腹痛、動悸、痛み、めまい、のどの渇き、頭痛、便秘など挙げていけばきりがないくらい体の症状には種類があります。一つ一つをすべて解決しようとても対処療法でしかない場合もあるため、やはり元凶となっているうつ病の治療の成功が回復の近道になるでしょう。

まとめ

今回はうつ病の辛すぎる症状というテーマで記事を書いてみました。
うつ病の人は思っている以上に沢山のことで苦しんでいる状態であることを、少しでも共感してもらえたら嬉しいです。

うつ病の人と関わるときには、このつらさを理解してあげることがとても大事になります。もし、この記事を読んでいる人が支える立場の人であれば、このことを理解してあげるだけで、きっと相手の人の気持ちも楽になるでしょう。時間はかかると思いますが、その人がその人らしい生き方を選んでいけるように寄り添ってあげてください。