【親と子の心理】子供の嘘への対応の仕方

子育ての悩み

こんにちは!くじらパパです。

子供が嘘をついた時に、どんな対応をしたらいいか悩んだことがありませんか?

「嘘つきは泥棒の始まり」と言われることもあるように、子供には嘘をついてはいけないという教育がよくなされます。ですが子供の嘘にも様々な種類があり、対応を間違ってしまうと親子関係が傷ついてしまう可能性があるのです。

そこで今回は、子供が嘘をつく理由と、大人の心理について話をしてみたいと思います。

今回の記事は、以下の人達にお勧め。

くじらパパ
くじらパパ
  • どうして子供は嘘をつくの?
  • 嘘をついた時の対応を知りたい
  • 子供の嘘とどう向き合ったらいいの?

勘違いの嘘

子供が事実と違うことを言っている場合に、嘘をついているのでは?と思う場合があります。

例えば、

  • 「先生が、○○と言っていた。」(本当は言っていない)
  • 「持って帰って来たよー。」(本当は持って帰ってない)
  • 「大丈夫大丈夫!」(実は心配なことがある)

これらの場合に中には、勘違いや、うっかりミス、反射的な答えなどが含まれていることがあります。

相手をだまそうとしてるわけではないので、厳密には”嘘”とは異なります

本人も嘘をついているという自覚がないので、望ましい対応は現実の問題を気付かせてあげて、対処方法を学ばせるということが大切です。

  • 「相手が困っているみたいだよ(現実)、話をしに行ってみよう(すべきこと)」
  • 「○○が見つからないよ(現実)、探してみよう(すべきこと)」
  • 「本当は心配って言いたかったんじゃないの?(現実)、だったら心配って言っていいよ。」

などの方法が有効です。

その際に、叱ったり、言葉を否定してしまうと子供は失敗を恐れるようになり、ごまの嘘が出てきてしまう可能性があります。

子どもは未熟なため、同じ失敗を何度も繰り返す事がありますが、子どもとはそういうものだと受け入れる気持ちを持つことが大切です。

ごまかしの嘘

子供を否定しないような対応をしたとしても、子供が嘘をつくことはあります。
いわゆる、ごまかしの嘘です。

例えば、

  • 「宿題やったの?」 「やったよ(本当はしていない)」
  • 「洗い物ある?」 「無いよ(本当は出していない)」
  • 「ここのお金知らない?」 「知らない(本当は盗っている)」

小さな嘘から大きな嘘まで様々ですが、この様な嘘は日常茶飯事に起こります。

宿題の例であれば、子どもからしてみれば嘘をついた理由が、やる気が起きない、他のことを先にしたい、やり方が分からない、怒られたくないなど様々あります。

嘘をつけば短期的には楽になりますが、長期的には勉強ができなくなったり、先生や友達との信頼関係が壊れるなどのデメリットもあるので、本人が気付いていない場合には説明してあげることが大事です。

勘違いの嘘と同様、子供の嘘には乗っからずに、現実の問題を気付かせてあげて、その後の対処方法を学ばせてあげてください。

それとは別に、実はこの手の問題の中には、嘘をつけばその場をなんとかやり過ごせるというシステム上の問題も潜んでいます。

宿題をやったかやってないかを確認する方法が、親からの声掛けだけだと、嘘をつけばごまかせるというシステム的な欠陥があるのです。

宿題は、帰った後一番最初にする、終わった宿題をボックスの中に入れておくなど、親が聞かなくてもやったかどうかを確認できるシステムを作っておくと、そもそも子供が嘘をつく必要が無い状況を作ることができるのです。

ルールを作ったり、習慣化するにはとてもエネルギーが要りますが。ですが一旦できるようになれば、親は叱らなくてもいいし、子供は嘘をつかなくてもよくなる、お互いがハッピーなシステムが作れるのです。

秘密の嘘

子供の年齢が上がるにつれて出てくるのが、友達関係の中で起こる秘密の嘘です。

例えば、

  • 「○○ちゃんはやってないよ。(かばっている)」
  • 「そんな事知らないよ。(言わないと約束している)」
  • 「何も言われてないよ(心配させまいとしている)」

この時の親の気持ちとしては

親
  • 本当の事を知っておかないと、子供を守れないかもしれない
  • 子供が自分の元から離れて行ってしまうと感じてしまう
  • 嘘をつくなんて、子供の将来が不安だ

などの感情が起こります。

確かに親にとって、子供に訪れるかもしれない危険から守ってやろうとするのは本能的な感情です。子どもが親から離れていく感覚がとても寂しいものもあります。


ただ、子供の嘘の中には、家族以外の社会の中で自分の機能を果たそうとする、子供のこころの成長の部分でもあることも理解する必要があります。

過度に嘘を悪いものだとしすぎると、相手の気遣い無視してしまったり、厳密さを要求することで相手を過度に攻める行動が出てしまい、コミュニケーションが苦手な大人になってしまうかもしれません。

人の行動に嘘はつきものであり、その良し悪しは状況によって変わってきます。
時には、子供が嘘をついているということを知りつつも、上手く話しに付き合ってあげることも必要です。         

嘘をついている子供の気持ちを尊重しつつ、いざという時には大人は味方になるという関係性を子供と作っておき、助けを求めるかどうかは子供に考えさせるという姿勢が大事です。

まとめ

今回はなぜ人は嘘をつくのかを解説してみました

ポイントは!

勘違いの嘘
→現実の問題を気付かせてあげて、正しい対処方法を学ばせる

ごまかしの嘘
→子供は嘘をつかなくてもよくなる様な、お互いがハッピーなシステムを作る

秘密の嘘
→子供が嘘をついているということを知りつつも、上手く話しに付き合ってあげる

嘘にも様々種類がありますが、それぞれに合った対処法をすることで、よりよい親子関係になること目指してみてください。