【簡単解説!】療育手帳(愛の手帳)申請の手順

精神科お役立ち情報

こんにちは、くじらパパです!

療育手帳を取ろうと思っているが、どうしたらいいか分からない人はいませんか?初めて取ろうと思っている人には、ややこしくて分かりずらいと思います。

この記事では、療育手帳の申請に悩んでいる人に向けて、流れやメリットなどをご紹介したいと思います。

この記事は次のような人におすすめ!

くじらパパ
くじらパパ
  • 療育手帳の申請を考えているが、やり方が分からない
  • どこに相談すればいいの?
  • 持っていると、どんなサービスを受けれるの?

手帳を取れる人

療育手帳を取るための条件は1つです。

IQが70以下であること(自治体によっては75以下)

IQの数値により

  • IQ70~51 : 軽度知的障害
  • IQ50~36 : 中度知的障害
  • IQ35~21 : 重度知的障害
  • IQ20~   :  最重度知的障害

と分かれており、障害の程度によって等級が決まります。
※生活能力の程度により変わることがあります。

ただし、IQの数値は知らべないと分からないので、決められた場所で検査を受ける必要があります。

子供の場合

児童相談所

お住まいを管轄する児童相談所がありますので、ネットで「○○(自分の地域)+児童相談所」と調べてみてください。下にも一覧があります。

児童相談所一覧|こども家庭庁 (cfa.go.jp)

大人(18歳以上)の場合

知的障害者更生相談所

地域によって名前が若干違います。

  • 東京都:東京都心身障害者福祉センター
  • 大阪府:障がい者自立相談支援センターなど

療育手帳の申請については、お住まいの市町障害福祉担当課が窓口になるところがあるので事前に確認してみてください。

他の手帳との違い

日本には、障がい者手帳は3種類あります。

①身体障がい者手帳:
目が見えない、耳が聞こえない、体が動かない、病気を持っている人に出される手帳です。


紛らわしいのが、、

②療育手帳
③精神障害者保健福祉手帳


この2つです。

②療育手帳は、「知的障害」の人は取れますが、「発達障害」の人は取れません
③の手帳は、「知的障害」の人は取れませんが、「発達障害」の人は取れます

発達障害とは、自閉スペクトラム症、注意欠如多動症、学習障害などのタイプの人です。

どちらも子供の頃に気づかれやすく、様々な生活障害が起きる点では非常に似ていますが診断が違うと取れる手帳が違います。

また、発達障害と知的障害どちらも診断されたは両方取れます

自分がどの診断に当てはまるのかは、専門機関に相談してみてください。
精神保健福祉手帳の詳しいことは以下の記事をどうぞ。

準備するもの

申請書
窓口にあります。

本人の写真(縦4㎝×横3㎝)
一年以内に撮影したものです。役所で撮影できる場合もあります。

印鑑

その他:母子手帳、マイナンバーカードなど各区市町村により違いがあり

申請をして判定を受けてから、約2~3カ月程で審査結果が出ます。

受けられるサービス

公共料金等の割引

  • NHK受信料免除
  • 携帯電話料金の割引
  • 公共施設の入場料免除
  • JR・バスの料金割引、駐車場料金の免除
  • 水道料金の割引 

税金の優遇

  • 所得税控除
  • 住民税控除

その他のサービス

  • 公営住宅への優先入居
  • 障害者職場適応訓練の利用
  • 障害就労

全国一律ではなく、地域よって受けれないもののありますが、生活の助けになる支援や就労に向けての様々なサービスを受けることができます。

まとめ

今回は療育手帳の申請の手順について解説しました。

ポイント!

  • 療育手帳を取れる条件はIQが70以下であること(自治体によっては75以下)
  • 子供の場合は児童相談所
  • 大人の場合は知的障害者更生相談所
  • 公共料金の割引、税金の控除、障害者のため様々なサービスが受けられる

参考:障害者手帳について|厚生労働省 (mhlw.go.jp)